ご協力頂いた保育事業所並びに関係機関のみなさま
(順不同敬称略、それぞれのホームページにリンクします。)
「保育」を取り巻く「行政・教育・現場」、それぞれの視点からバランスの良い意見交換が行われました。
山形県内は、連日の大雨で災害情報もニュースになっていました。
「道の駅庄内みかわ いろり火の里なの花ホール」は、防波堤を挟んだ赤川の増水が心配されましたが、道の駅施設全体が大きく、新しく整備された施設内にいるという安心感に包まれていました。
就業・再就職を希望する参加者に向けて、「行政」を代表して山形県子育て推進部子育て支援課の武田主査から、「山形県の保育の現状と取組み」と題したご説明がありました。
「少子化が進む一方で、保育ニーズが減っていない。」
「今後も低年齢児の保育需要の増加傾向は続く。」
山形県においての保育士確保が行きな課題である実情がわかり易く説明され、人材確保に向けた様々な支援事業が紹介されました。
保育士を養成する「教育」機関を代表して、羽陽学園短期大学の渡邊学長からは、「最近の保育現場」と題したご説明がありました。
国の重要課題になったこともあり、「子育て支援制度」の進化(変化)が大きく、教育も含めた現場での対応の難しさは、赤裸々なお話でした。
「よい保育施設の選び方十か条」は、利用者と求職者、両方の目線で共通項が多く、視聴者の多くが頷いていました。
その他にも、「少子化の一方で保育利用は増加している」「保育の現場は多様化している」など、就業環境としての厳しさや難しさも理解できる内容となっていました。
「現場」を代表して、酒田市浜田保育園から村上園長、齋藤調整主任の両名が、「再び子ども達の笑顔に出会おう~今の保育と仕事の魅力~」を力説してくれました。
映し出されるスライドは、子ども達の笑顔、笑顔、時折の泣き顔で埋め尽くされました。一緒に映っている先生たちの表情も生き生きと、元気いっぱいでした。
お二人の熱い思いは、筆者にもビシビシ伝わってきました。
15時過ぎからの約1時間は、別室にスタンバイした5つの保育事業所との就業相談会が行われました。研修会の中でもあり、「面接」と違う場面で就業先と話しができるのは、貴重な時間だったのではないでしょうか。
センターからのご案内
保育所保育指針の改正や、保育士の処遇改善の動きなど、ここ数年保育の現場を取り巻く環境も大きく変わってきています。少子化の一方で保育ニーズが増加する中、山形県内でも多くの現場で保育士を必要としています。愛情をたっぷり注いで子どもたちの成長を見守る保育士さんの仕事、本当に素敵です。
山形県福祉人材センターでは、このような研修会を今年度4回開催します。今後の予定は、9/7東根市、10/31米沢市、11/28山形市です。保育士の資格をお持ちで、復職を御検討中の方など、ぜひ研修会に御参加ください。そして資格を活かしてまた働いてみませんか?