果樹園に囲まれて、保育園と高齢者施設が併設されていました。
社会福祉法人ユトリア会様が運営元となる東根市の「おおとみ保育園」において、求職者向け施設見学会が開催されました。
広大な敷地には、特別養護老人ホームおおとみが隣接していました。
東根市内で、保育・介護、両施設が併設しているのは、本所のみのようです。双方、様々なイベント交流が盛んに行われているとのことでしたが、普段の生活の中で生まれる自然な関わり合いを大切にしているとのお話しが印象的でした。
広い園庭のまわりは、果樹畑。晴天の青空も眩しかったですが、緑の多さにも目が奪われました。開設2年目の保育園は、木材がふんだんに使われ、「果樹園の中にあるサクランボ畑」をイメージしたとのことでした。
求職者の素直な疑問や不安が話題となりました。
参加された求職者の皆さんは、保育経験のある方ばかりのようで、以前の職場と比較しながらの質問や、経験者ならではの不安を口にされました。
8種類にもなる勤務シフトやパートでの柔軟な勤務形態、休暇制度や有給休暇取得率、研修への参加状況などなど、参加者のご質問に対して、施設関係者の皆さんは、丁寧に答えられていました。
結婚や出産などのタイミングで離職された方は、家庭に入ったが故に、また、仕事を知っているが故に、安易に復職に踏み切れない。
”復職の難しさ”を考えさせられましたが、行政や業界、施設側が、「働き方」に対して真剣に取り組んでいることも参加者に伝わったように思います。
園内は、きれい、明るい、広い、天井が高い、木がたくさん...。
設備的には申し分ありません。参加者の方々も感心するばかりの表情でした。
「ウッドデッキにでると仕事に戻るのを忘れてしまいます。」
園長先生のお言葉は、ごもっとも。
園庭の子ども達をずーっと見ていたい、そんな気分になりました。